ロッテ・山口 “岡本塾”に入門し打撃力アップへ 「圧倒できるような数字を残すことが今年の目標」
ロッテの山口航輝外野手(23)が23日、ロッテ浦和球場で取材に応じた。1月中旬には巨人・岡本に弟子入りし、「技術的にも、切り替え方も、いろいろ教わりました」と笑顔で振り返った。
5日間の“岡本塾”では、「打席での切り替え方」を教わった。「前の打席が悪かったらいろんなところを見て、『ダメだった』と思うのではなくて『次どうしよう』と考えることによって、切り替えができると教えてもらった」。そうすることで、次の打席にプレッシャーを感じずに入ることができるといい「次の準備になる」と話した。
また、打撃練習では「(岡本は)力感なく振っていたが、それでもすごい打球を飛ばしていた。僕もそういう力感で打てるようにしていきたい」。昨季、41本塁打を放ったセ・リーグ本塁打王から、たっぷりと吸収した。
バットは、岡本モデルに似せたものを昨秋から使用。昨季はバットの先をくりぬいていなかったが「打ってても少し軽く感じるし、くりぬいてる方が操作しやすい」と、岡本の使用しているものと同じようにくりぬいた。「僕の中では、軽い方が合っているのかな」と手応えもつかんでいる。
昨季は自己最多の115試合に出場したが、14本塁打と、22年シーズンの16本塁打を上回れなかった。「ホームランとか打点とかで圧倒できるような数字を残すことが今年の目標」と若き大砲。今年こそ、プロ野球人生の目標に置く「30本塁打」を達成する。