広島新庄監督が不適切指導で謹慎1年 マウンドで「内職」させ頭部に送球直撃 亜大の元監督は不適切行為 日本学生野球協会の審査室

 日本学生野球協会の審査室会議が23日、都内で開かれ、高校8件、大学2件の処分を決めた。

 高校では、広島新庄の監督である37歳の学校事務職員が不適切指導で昨年12月14日から今年12月13日まで謹慎1年。英語の授業中に英検の資料を広げ、いわゆる「内職」をしていた投手の部員に対し、野球部の練習の際にマウンドへ机と椅子を運ばせて「内職」するよう指示。その様子をスマホで写真撮影して英語教諭に送った後、同様の行為をシートノック中まで続けさせたところ、中堅からの中継プレーで内野手の本塁送球が当該部員の頭部に直撃。当該部員は幸い軽傷だった。

 広島新庄は、広島県内の強豪で甲子園の常連校。最近では21年に春夏連続で甲子園に出場している。

 他校では兵庫県の強豪、明石商の部長が窃盗により昨年5月24日から、2年間の謹慎処分。和歌山・星林は監督が暴力と不適切指導(部内)で3カ月の謹慎、部長も不適切指導(部内)で1カ月の謹慎処分を受けた。

 大学では、亜大の元監督について不適切行為が昨年10月27日に判明。令和2年5月30日から同5年5月29日までを対象に調査したところ、コーチ、部員に対してそれぞれ2件の不適切行為が認められた。部室が片付いていないなどとして、コーチの書籍や子どもの写真など私物を窓の外に投げ捨てるなど。コーチや部員に対する理不尽なしっ責なども確認され、当該の元監督は昨年5月30日から8月29日まで3カ月の謹慎。なお、昨年5月29日に退任している。

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