日本ハム・矢沢が二刀流調整 ロングティー柵越え10発「問題なくキャンプに入れる」昨秋右手手術 投打に順調アピール
日本ハムの矢沢宏太投手(23)が23日、鎌ケ谷スタジアムで自主トレを行い、投げてはブルペンで40球、打ってはロングティーで約50スイングで柵越え10発と“二刀流調整”を行った。
ほぼ全選手が練習を終えたグラウンドで、黙々とバットを振った。昨年11月1日に右手の有鉤(ゆうこう)骨鉤骨折を手術。この日は志願してリハビリメニューにロングティーを入れたが「痛みとかはなくて、距離も出なかったらどうしようと思ったんですけど、出てたので、問題なくキャンプに入れるなって感じです」と笑顔を見せた。
ブルペンの感想は「スライダー、変化球いい感じっす。変化量、回転数とか」。昨季は打者としての練習が中心となったが、リハビリの間は投手練習にも比重を置けた。「去年1年間、ピッチャー(練習)の時間なくて、どうやったら感じよくなるかなというのを探ってたんですけど、その時間でいろいろ考えたりできたからよかった」と振り返る。
2軍で迎える春期キャンプ初日で、リハビリ期間を終了し、全行程復帰となる予定。「きょうピッチングも良かったですし、バッティングも不安なくいける。結構いい1月を過ごせています」と明るい表情。投打ともに成長して、2年目に挑む。