自身の自費キャンプは「黒歴史」と大久保氏 契約未更改のロッテ佐々木朗希を「応援してあげてほしい」

 元楽天監督で現役時代は西武、巨人でプレーした野球評論家・大久保博元氏が23日、自身のYouTubeチャンネルを更新。自身が巨人時代に経験した自費キャンプを「黒歴史」と振り返ると同時に、ロッテと契約未更改の佐々木朗希投手の気持ちを思いやった。

 冒頭で大久保氏は「自費キャンプをやったことがあって。ジャイアンツのときに。本当に黒歴史。自分の中じゃ本当にこれは嫌だと思ってる」と30年近く前の出来事についての思いを明かした。年俸交渉で「100万、200万の話で意地になっちゃって、へそ曲げて」といい「じゃあ契約しません、って言ってる自分がかっこよく感じちゃって」と自費キャンプに突入。キャッチボール相手だった原辰徳前監督からは「デーブ、おまえさん、このボールは球団のだけど使っていいのか?」と冷やかされるような、気まずい時間だったと振り返った。

 その上でロッテと契約未更改の佐々木について世間の目が「これはどうしても佐々木朗希がわがままを言ってるというふうになる」と心配。「本人が一日でも早くアメリカに行きたいのが一番なんでしょうね」と思いやり、「メジャーリーグへの夢は彼が高校生の頃から知っている。佐々木朗希の気持ちだけじゃなくて、いろんな人が絡んでいて、佐々木朗希をよくするためにやっているということをぜひ思っていただければ」と訴えた。

 一方で、このタイミングで大リーグへ移籍すべきかどうかについては、野球評論家の立場で「今行っても…。体もまだまだ大きくなる。その中において、去年が90イニング。おととしが120、130イニング。メジャーの選手は200イニングを投げる。中4日でばんばん投げる」と指摘した。

 同時に佐々木が高校時代に岩手大会の登板を回避した一件を「監督が矢面に立って、あそこで我慢したことが今につながっている」と回顧。「まず安定したイニング数をこなせるような体力づくりを日本でした方がいい。正直、もやしみたい。それでもあんな球を投げる。ぜひお願いだから日本で鍛えてもらって、メジャーに行ったときには20勝するような、200イニングを投げてもまだワールドシリーズで投げられるような投手になってほしい」と期待し「みなさんも、いろんな見方があっていいと思うが、彼を応援してあげてほしいと思って動画を上げた」と説明した。

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