野球評論家の田尾安志氏が２４日、自身のユーチューブを更新し、ポスティングシステムを利用しての今オフのメジャー移籍を希望したとされ、いまだ契約未更改のロッテ・佐々木朗希投手について語った。

　田尾氏は２４日時点で契約を更改していないロッテ・佐々木朗に関して、同じく未更改ながら、１９日に１軍キャンプメンバーとして発表された楽天・辰己涼介外野手とは「ちょっと話が違いますよね」と位置づけた。

　その理由として、佐々木朗が「昨年末に今オフ中のポスティングシステムによる米球界挑戦を申し出たとされ、そのまま年越しになっている」と指摘した。

　「今シーズン１年やったら、もうメジャーに行こうというような考えが、佐々木投手側にはあるという感じになってる。となると、ちょっと寂しいなという感じはしますね。あまりにもちょっと早すぎるんじゃないのというのが、いろんな方のご意見だと思います。僕もちょっと早すぎるなという気がするんですよね」と続けた。

　田尾氏は「規定投球イニングに達した年がまた１年もない。というピッチャーがもうメジャーに行きたいという方向になって行くのか？」と疑問を呈し、今オフにポスティングで移籍したオリックス・山本、ＤｅＮＡ・今永、日本ハム・上沢を例に挙げ、「お世話になった球団にしっかりと貢献して、メジャーで頑張ってきなさいというような段階を踏んでいる。佐々木投手の場合はもうちょっとロッテ球団に貢献して、できたら優勝、日本一に貢献して行ってもらいたいなという気がする。そんなに慌てなくてもいいんじゃないかな」との私見を述べた。