高木豊氏、紛糾する佐々木朗の契約未更改 「糸を引く人」メジャーへ「高く売ろうということではないと信じたい」
野球評論家の高木豊氏が25日、自身のYouTubeチャンネルを更新。ポスティングシステムを利用しての今オフのメジャー移籍を希望したとされ、いまだ契約未更改のロッテ・佐々木朗希投手について言及した。
高木氏は、大洋(現DeNA)時代に年俸交渉でキャンプインまで球団と折り合わず、調停委員会に委ねられたまま、自費でキャンプに参加した経験がある。佐々木朗も契約未更改のままなら自費キャンプの可能性も報道されているが「契約していなければ、キャンプに参加しないとも言える」と推測。自身とは「契約が前提だった。今回とは質が違う」と話した。
また「ポスティングを認めるか認めないかは球団の判断、佐々木の一存で球団が動くことはない」とルールを強調。その上で「任意引退選手となれば、保有権は3年間球団が持つ。浪人はないと思うが、メジャーの練習生の可能性は0ではないと思う。その辺の話し合いではないかと想像している」と“離れ業”で佐々木朗が海を渡ること可能性にも言及した。
また、ここまでの流れから、22歳の佐々木朗一人での判断ではなく「周りの人の考えもある」「糸を引く人がいると思う」と推測し、「商品として高く売ろうということではないと信じたい」と懸念。「このままだとグレーなイメージしかつかない。スターにはクリーンなイメージでいてほしい。大谷や山本やダルビッシュのように」と要望した。