巨人の秋広優人内野手（２１）が２５日、遅刻しま“宣言”で飛躍を誓った。大分県内での自主トレを終え、川崎市のジャイアンツ球場で練習。阿部監督とバッタリ遭遇し、「昨年より気を引き締めて、もう一回挑みたい」と決意を語った。

　球場到着直後に偶然、阿部監督が通りがかった。９０度に腰を曲げてあいさつすると、指揮官は「目覚ましは！？」とニヤリ。秋広は必死に「はい、３つ…」と３本の指を立てアピールした。オフの公式行事に２度遅刻。３軍スタートの可能性もあった中、キャンプには目覚まし時計３つで臨む。

　食トレで８キロの増量に成功。１１０キロと最重量ボディーも完成した。合同自主トレを共にし、師と慕う中日・中田からも「１年で終わる選手はたくさんいる。昨年より大事な１年になるぞ」と背中を押された。将来性豊かな未完の大砲。結果と姿勢で信頼回復を誓った。