昨秋神宮王者の星稜 センバツ出場決定後に約1分間の黙とう 地震発生時は主将が部員の安否確認「必ず全国制覇できるように」

 センバツ出場が決まり意気込む星稜ナイン(撮影・北村雅宏)
 センバツ出場が決まり駆け出す星稜ナイン(撮影・北村雅宏)
 被災地を思い、黙とうする星稜ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「選抜高校野球・選考委員会」(26日、大阪市内)

 昨秋の神宮大会王者の星稜(石川)の2年ぶり16度目となるセンバツ出場が決まった。

 1月1日に発生した能登半島地震では金沢市にある同校も被災。室内練習場のシャッターが破損するなどの被害もあった。

 吉報を受けた星稜ナインはより一層、表情を引き締めた。約1分間の黙とうを実施。山下智将監督は「まだ大変な思いをして生活している人もたくさんいます。とにかく一生懸命やる姿を見せられたら」と力を込めた。

 芦硲晃太主将(2年)は地震発生時は実家のある大阪に帰省中。ただ、ニュースで石川の様子を知り、「すぐに安否確認をした」とラインで仲間に連絡。同日中に全員の安全を確認し、胸をなで下ろした。「必ず全国制覇ができるように」。被災地に勇気を与えるためにも、秋春連覇を成し遂げてみせる。

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