昨春準Vの報徳学園 阪神・淡路大震災の被災校として能登半島地震被災者に「元気づける、勇気づけるプレーを」

 「選抜高校野球・選考委員会」(26日、大阪市内)

 昨春センバツ準優勝の報徳学園が2年連続23回目の出場を決めた。兵庫県西宮市内の同校で行われた出場報告会で、大角健二監督(43)は1日に発生した能登半島地震に触れ、「皆さんを元気づける、勇気づけるようなプレーをしてもらいたい」と選手たちに熱い思いを伝えた。

 同校は1995年の阪神・淡路大震災で被災。その春のセンバツ大会に出場し、被災者に勇気を与えた。また、昨秋には能登半島地震で被害が大きかった石川県輪島市の門前高と練習試合を行った縁もある。

 被災された方々への配慮から出場決定後もガッツポーズなど過度に喜ぶことは控えた。大角監督は「野球ができることに感謝して全員でやっていきたい」と決意を新たにした。

 昨春センバツは決勝戦で山梨学院に3-7で敗れ、頂点にあと一歩届かなかった。主将で最速144キロ右腕の間木歩投手(2年)は「去年は悔しい思いをした。日本一を目指してやっていきたい」と2002年の第74回大会以来となる頂点奪取を誓った。

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