星稜OBの巨人・山瀬「野球ができることに感謝を」選抜出場の母校にエール「責任を持って戦って」

 巨人の山瀬慎之助捕手(22)が26日、母校・星稜(石川)が第96回センバツ高校野球(3月18日開幕、甲子園)出場を決めたことを受けてエールを送った。地元周辺が能登半島地震で大きな被害を受けた中、「北陸、石川県代表として出場する。責任を持って戦ってほしい」と話した。

 山瀬は、ヤクルトに在籍する奥川恭伸投手と共に、同校で2年春の選抜から4期連続で甲子園出場。3年夏には準優勝に輝いた。昨秋の明治神宮大会決勝を現地観戦したといい「僕らの時みたいに。奥川みたいな選手はいないんですけど、粒ぞろいでいい選手が集まっていいチーム。星稜らしい野球で楽しんでほしいです」とエールを送る。

 今月1日、能登半島地震で地元周辺は大きな被害を受けた。山瀬は「僕の家はまだ大丈夫ですけど、友達も家に住めなくなったり…。本当にまだ被害が続いていますし、何かできることもあると思うので、探してやっていこうと思います」と話し、後輩に向けて「野球ができることに感謝をしてほしい。こういった機会に野球ができることはすごくいい経験になる。かみ締めながら戦ってほしい」と、被災地に元気と勇気を届けるプレーを願った。

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