大阪桐蔭 日本一へ「本気の本気」 西谷監督「去年悔しい思いをしたのでその分も」 新基準バット対策練る

 センバツ出場を決め、歓喜する大阪桐蔭ナイン(撮影・中田匡峻)
 西谷監督(右)は平嶋と握手を交わす
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 第96回選抜高校野球大会(3月8日抽選、同18日開幕・甲子園)の選考委員会が26日、大阪市内で開かれ、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市にある日本航空石川など32校が選出された。

 大阪桐蔭・西谷監督は「去年の悔しさを忘れることなく、本気の本気で日本一を目指したい」と、これまでにないほど言葉に熱を込めた。

 ソフトバンクのドラフト1位・前田を擁し、優勝を目指した昨春は準決勝で報徳学園に逆転負け。同夏は大阪大会決勝で履正社に敗れ、甲子園出場すらかなわなかった。

 「勝ちたい気持ちは毎年強いが、去年悔しい思いをしたのでその分もという気持ち」と3年生たちの無念を晴らす大会となる。自身は甲子園春夏通算67勝で、智弁和歌山などを率いた高嶋仁氏の持つ監督最多勝記録へあと1。ただ「私の勝利というよりOBが積み重ねた歴史。一つでも勝って優勝したい」と個人の勝利数よりチームの勝利へのこだわりを強調した。

 今大会から導入の新基準バットにも対策を練る。「力があれば安打にできたところも、なかなか通らない感覚がある」と試行錯誤。「投手の攻め方も変わってくる。対策できたチームが残っていくのでは」と分析した。

 高校通算28本塁打で4番の今秋ドラフト候補、ラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)は「第1打席でホームランを狙いたい」と聖地初打席1号を宣言。憧れの先輩、オリックス・森がオフに同校で打撃練習する姿を見て「フルスイングがすごい」と参考にしてきた。新基準バット対応のため木製バットで練習しており「早く慣れて前の(基準の)バットより飛ばしたい。自信はある」と意気込んだ。

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