第９６回選抜高校野球大会（３月８日抽選、同１８日開幕・甲子園）の選考委員会が２６日、大阪市内で開かれ、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市にある日本航空石川など３２校が選出された。

　今回から東北地区と東海地区が３校（昨年までは２校）、２１世紀枠２校（同３校）、中四国地区がそれぞれ２校ずつ（同合わせて５校）と変更された。

　枠組みの変更に関し日本高野連の宝馨会長は「（増枠の）東北は青森が２校、東海も愛知が２校重なりましたが、その１県だけではなかったというところでメリットはあったかなと思います」と成果を口にした。

　「関東・東京」の６校目は中央学院と創価で最後の１枠が議論されたが関東大会で健大高崎と好勝負を演じた中央学院が選出された。

　また２１世紀枠では別海（北海道）はすんなり決まったが、田辺（和歌山）と鶴丸（鹿児島）、仙台一（宮城）が議論となった。生徒指導のきめ細かさ、秋の大会で市和歌山など強豪を破った戦いぶりが評価されて田辺が選出された。