オリックス 中嶋監督が紅林を抜擢した理由 小久保監督が「なぜ使ってるか分からない」の質問に名将は?新庄監督のツッコミも

 YouTubeチャンネルのパ・リーグTVが27日、更新され、「パ・リーグ FANS MEETUP 2024『監督編』」と題し、6球団監督による座談会の模様をアップ。ソフトバンク・小久保監督の「紅林をなぜ使おうと思ったか、理由が知りたい」というオリックス・中嶋監督へのド直球質問に「鈍感力」と答えた。

 小久保監督がファンからの質問に答えている最中、「ちょっと(話が)飛んでいいですか?」と切り出し「中嶋監督に一個質問があるんですけど、紅林選手がデビューした時、プレーを見てまったく使っている理由が分からない選手。失礼ですけど、今みたいになるとは思わなかった。それをなぜ出だしで使おうかなと思ったのか、その理由をすごく知りたいです」と問いかけた。

 中嶋監督は「フレームの大きさとか、体の強さはあったので、その魅力はあった。抜擢しましたけど、鈍感力というか。あんまり動じずにいろんなことにチャレンジしてくれるっていうのは、なかなかウチのチームにはいないタイプだったので。これを使っていったら他が頑張るのかなと。そういう意味を込めて夏まではと思って使いましたけど、バテなかったので。そのまま最後まで行きました」と説明した。

 紅林は高卒2年目の2021年に遊撃のレギュラーに抜擢され、136試合に出場。打率・228をマークしリーグ制覇に貢献した。この年を含め、紅林が遊撃のレギュラーに君臨して3連覇。中嶋監督の狙いがハマり、見事にチームは変わった。

 「結構ボーンヘッドが多くて、でも次の日も絶対スタメンで使ってて。3年経つとあそこまでの選手になるっていう」と小久保監督が評すと、中嶋監督は「ボーンヘッドがあって、その日の晩は明日こそ絶対(スタメンから)外そうと思うんですよ(笑)。次の日起きてスタメンを考える時に、いや、今日はやるんじゃないかとか。そういうことを考えさせてくれる選手」と明かす。

 最後は「まああんまり褒めたくないので。大したことないです」と言い切ったが、新庄監督が「最後の全然大したことないが説得力ない(笑)」と横やりを入れ、座談会の場は笑いに包まれていた。

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