佐々木朗希 来オフメジャー挑戦に含みもつ更改 「球団にも至らぬ点」球団本部長が交渉説明「夢は大きくなっている」
ロッテ・佐々木朗希投手(22)が27日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改会見を行った。12球団で大トリとなる契約更改は、現状維持の推定8000万円でサイン。単年契約で来オフのメジャー挑戦に含みをもたせる形だった。
松本尚樹球団本部長(53)が、佐々木の会見に先立ち、交渉の経緯などを説明した。「一部報道で球団に対してわがままを言っているとかゴネてるとか出ていたけど、全くそういうことはない。そこだけご理解いただきたい」と強調。「米国行きに関しては入団当初から本人はずっと夢を持っている。いきなり言い出したわけではない」と話した。
佐々木とは1年目から代理人を通して交渉。今回、例年より時間がかかったことに「朗希選手の思いを聞きながらやっていた。長引いた中で、球団としても話し合いの中で至らぬ点とか落ち度もあった」と、コミュニケーションの部分で円滑に進められなかったことなどを反省した。
また、一部で報道された今オフのポスティングでのメジャー挑戦要望については「夢を語るという(もので)、ポスティングじゃ無いです」と否定。一方で「夢は大きくなっている。どのタイミングかはわからないですけど、将来的には絶対行きたいということで、(25歳の区切りは)あまり意識せず、毎年その都度オフはしっかり話し合いましょうという感じ」と明かした。
成績次第ではメジャー挑戦を後押しする姿勢で「毎年毎年成長していってくれている」と評価。交渉の場では「施設とか、育成選手の待遇とかチームのことを思った話も多かった。そういう面でも成長している」と目を細めた。