国内フリーエージェント（ＦＡ）権を行使してソフトバンクへ移籍した山川穂高内野手の人的補償として、西武に移籍した甲斐野央投手が２８日、古巣ソフトバンクの公式Ｘでファンに別れを告げた。「＃甲斐野央投手より、ファンの皆さまへ。」とした動画を投稿。ソフトバンクでの思い出を三つ挙げ「まずは開幕１軍初勝利。ルーキーのときの思い出が一つ。二つ目。けがで長期離脱した後の復帰戦のペイペイでの歓声、拍手。三つ目は移籍が決まったときの、ファンの皆さんの声だったり、チームメートの寂しいという連絡だったりは、愛されていたなと思っていました」と話した。動画を撮影した同級生の広報担当、重田氏に対しては「重田は広報として緊張しているかもしれないですけど、全然気楽でいいですよ。全然大丈夫ですよ」と声を掛ける気遣いも見せた。

　最後にファンに対しては「もう本当にありがとうございました、ということだけですね。本当に、いろんな場面で声を掛けてくださいました。いいときも悪いときも声を掛けてくださって、僕を成長させてくれたのはホークファンの皆さんのおかげだなというふうには、本当に思っていますので。今後、西武に行ってもまだまだレベルアップして、本当に次はもっと西武の顔になれるようにいい投手を目指して頑張りたいなと思います。いままで本当にありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。