オリックス・宮城大弥投手（２２）が２９日、舞洲の球団施設で調整し、阪神・西純との投げ合いを切望した。１９年のＵ１８Ｗ杯に出場した日本代表でチームメート。「彼と投げ合えることがベストだなと思いますし、いい勝負ができたらうれしい」と意欲を示した。

　Ｕ１８Ｗ杯で共に戦った日々を思い出しながら、西純に対して「ポテンシャルだらけ」と言った。「マウンド上で成長した姿を示すことが、お互いの成長を感じる部分でもあるので」と交流戦、日本シリーズでの投げ合いを心待ちにした。

　同世代にはロッテ・佐々木朗やヤクルト・奥川ら好投手がズラリ。「お互いがお互いを引っ張っていける世代だと僕は思う。彼らに置いていかれないように」。３年連続２桁勝利投手は謙虚だ。

　今季、１５勝を挙げれば通算５０勝に到達する。高卒５年目での達成となれば、楽天・田中将以来１１人目。「急がなくても勝てればいいかな」と話しつつ「勝てたらやっぱりたくさん勝ちたい」。自己最多は２１年の１３勝。山本由伸も達成できなかった偉業に挑む。