高木豊氏 ロッテ・佐々木の選手会脱退に言及 メリット、デメリットを解説「スクラム組めるようにはしてほしい」
元DeNAの高木豊氏が30日、自身のYouTubeチャンネルを更新。選手会を脱退したロッテ・佐々木朗希投手について言及した。
高木氏は選手会について、「ポスティングシステムをもうちょっとこう変えてほしいとか、選手側から出せる組織なんだよね。主だった活動は年金制度が崩壊して積み立て共済金、こういうのがあって、1万から50万まで個人的に積み立てていけて、引退時にもらえる。俺らのときもあって一旦破綻したけど、また選手会がやり出した。そういう活動もやっている」と説明。「労働組合みたいなもんだけどね、選手会は」とうなずいた。
球界で山本由伸らが脱退していると聞いた高木氏は「我々の時は入らないと非国民みたいなのはあったけど、今は個人の自由。無益なものをやっても仕方ないという人間の心理。そこを選手会が示していかないと。給料だって引退の時にもらったってしょうがない。やめたときの税金に持ってかれる、そんな感じ。あまりメリットを感じてないと思う」と語った。
一方で、球界発展や移籍活性化に貢献してきた選手会の役割も強調。「選手会はいろんな人が会長になられて、球団との交渉で、代表なのがFAを勝ち取ってきた。みんながスクラム組んでいく組織だと思うと、籍を入れていてもいいんじゃないかなと思うけどね。スクラム組めるようにはしてほしい」と望んだ。
高木氏はポスティングシステムや、FAのルール改正などについても言及している。