楽天 ハラスメント講習実施 田中和新選手会長「今の時代にしっかり順応していかないといけない」
楽天は30日、キャンプ地沖縄のチーム宿舎で「ハラスメント研修」を行った。講師に球団顧問弁護士の稲垣勝之氏を招き、ハラスメント行為について野球の現場に落とし込んだ形で、周知徹底を図り、再発防止に務めるとした。監督コーチ、選手らチーム関係者約170人が参加。2軍選手、スタッフらはリモートで出席した。
研修の中では、実際に社会で起きた事例が取り上げられ、選手にハラスメント行為であるか否かを問うものもあったという。研修を終え、田中和基新選手会長(29)が取材に応じ「僕たちが昔こうだったとかではなくて、今の時代にしっかり順応していかないといけない」と感想を語った。
選手会長として風通しのいいチームを目指すという田中和は「野球選手として影響力のある人間だと改めて認識できた。(年齢の)上と下をつなぐ架け橋になれればなと。行動を全員で見直して本当に応援されるチームにしていきたい」と語った。
楽天では昨年、安楽智大投手の後輩選手へのハラスメント行為が明らかになり、年末には球団独自の再発防止策を打ち出すなどしていた。