巨人 桑田2軍監督がキャリア支援企業の顧問に就任 豊富な経験や独自の指導論に白羽 キャリア研修やセミナーで特別講師で登壇予定
「株式会社アーシャルデザイン」は30日、アスリート人材(プロ・アマ)のさらなるキャリア開発と支援ならびにスポーツが持つ教育コンテンツとしての認知拡大に向け、巨人・桑田真澄2軍監督が顧問(エグゼクティブアドバイザー)に就任したことを発表した。
アスリートのキャリア支援実績数が1万人を超える同社。桑田氏には23年間のプロ生活、現役引退後も早稲田大学大学院や東京大学大学院でスポーツに関する研究を続けてきた経験があり、白羽の矢が立った。今後は国内プロアスリートに向けたキャリア研修およびセミナーを企画し、特別講師として桑田氏が登壇する予定。また独自の指導論を競技指導者向けに展開していく事も予定しているという。
桑田氏のコメントは以下の通り。
「このたび、アーシャルデザイン社で顧問を務めさせていただく事を大変うれしく思います。アーシャルデザイン社は、スポーツが持つパワーで世の中に存在する社会課題の解決を図るという、非常にユニークなアプローチを採っています。なかでも、アスリート人材にITプログラミングを教育することで、引退後のキャリアの選択肢を増やすアクションは、素晴らしい取り組みだと考えています。私自身は周囲の人たちからの支えもあり、23年にわたる現役生活を続けるとともに、悔いなく引退することができました。その一方で多くのプロアスリートは、表舞台に立つことなく引退を余儀なくされることもまた事実です。プロスポーツは厳しい弱肉強食の世界であり、アスリートも自身の競技力と報酬の最大化をゴールとしています。好奇心やガッツ、行動力など、アスリートが持つ能力やスキルはそれにはとどまりません。競技力向上を目指す試行錯誤、言い換えれば仮説と検証のプロセスを繰り返す探求心や粘り強さは、スポーツ界のみならず引退後の一般社会で活躍できるスキルだと考えています。アスリート自身がまだ十分に気づいていない潜在能力を具体化するために、何ができるのか。私は『勝利至上主義と人材育成主義を融合する』プロジェクトをアーシャルデザインの皆さんと一緒にかなえていきたいと思います」