巨人のコーチ、スタッフらが３１日、羽田空港から春季キャンプ地の宮崎に入った。宮崎ブーゲンビリア空港では歓迎セレモニーが開かれ、阿部慎之助新監督（４４）は「昨年は悔しい思いをして戻ってきましたので、ぜひ来年は優勝、日本一で、宮崎に戻ってきたいなと今、思っております」などどあいさつした。

　この日はあいにくの雨模様となったが、指揮官は「僕の中ではうれし涙じゃないかと、勝手に一人で思っています」と笑みを浮かべた。キャンプ初日から雨予報が続く中、「キャンプではお世話になります。初めから天気は悪そうですが、それを吹き飛ばす、活気あるキャンプにして参りたいと思います」とし、「ぜひみなさん、球場にも足を運んでいただいて、新しい巨人を見ていってください。どうぞお世話になります。よろしくお願い申し上げます」と力強く挨拶を終えると、空港に集まった多くのファンからは大きな拍手が送られた。

　監督就任初の春季キャンプは２月１日から１４日までの２週間（休養日は５、９日）。１５日は２次キャンプ地の沖縄・那覇に移動する。