オリックスは３１日、選手らが２月２日のキャンプインに備えて宮崎入りし、選手会長を務める杉本裕太郎外野手（３２）は「生徒会長くらいの気持ちで」チームの雰囲気作りに徹していく意向を示した。

　「あんまり選手会長（の肩書）はかしこまって嫌なので。監督、コーチが普段から明るく楽しくの空気を作ってくださっているので、僕らはその通りにやるだけです」

　この日は広島から加入した西川、木下に加え、福田、森と食事会を行い、交流を図った。「宮崎はご飯がおいしいんで、それも含めて、いろんな人とコミュニケーションを取っていきたいなと思います」。技術を磨くだけでなく、やりやすい雰囲気作りをする約１カ月間にしたい考えだ。

　宮崎入りすると、すぐに中嶋監督ら球団首脳とともに、選手を代表して小戸神社を訪れ優勝祈願。絵馬には「ＨＯＭＥＲＵＮ　ＫＩＮＧ」、住所の箇所には「京セラドーム」とあえて書いた。

　１月に沖縄で合同自主トレを行った楽天・浅村からも「だいぶいい」と太鼓判を押された杉本は「チームの競争に勝てるように頑張ります。（住所は）京セラドームに１年間おりたいという思いも込めてです」。４連覇を狙うチームで、１年間チームの顔として働く。