ヤクルト・奥川がブルペンで24球 復活期す右腕が「いいニュースを届けられるように」能登半島地震から1カ月

 キャンプ初日からブルペンに入った奥川(撮影・伊藤笙子)
 キャンプ初日からブルペンに入った奥川(撮影・伊藤笙子)
 囲み取材でハニカミながら記者の質問に答える奥川(撮影・伊藤笙子)
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 「ヤクルト春季キャンプ」(1日、浦添)

 右肘痛からの復活を目指す奥川恭伸投手(22)がキャンプ初日からブルペン入り。立ち膝状態の捕手へ直球のみの24球を投げ込んだ。

 快晴となった浦添のブルペンに立ち、奥川は終始楽しそうな表情で投じた。2年ぶりの1軍キャンプ参加に自然と笑みも増え、「(プロ)2年目に初めて浦添に呼んでいただいた時を思い出すというか、その当時の気持ちと、何か似ているような気がしますね」と話した。

 はやる気持ちを抑えるためにも、ブルペンでは1球ごとに球速を確認。140キロ前後の力とプランを立てながら、「体を慣らすブルペン」を行った。奥川は「もちろんキャンプも大切なんですけど、1番大切なのはシーズン。そこに向けてっていうところで、あくまでシーズンへの準備段階としてっていうところでやっていきたい」と意気込んだ。

 またこの日が能登半島地震から1カ月ということもあり、故郷・石川へ向けて「やっぱり僕が投げられなかった期間でも、すごく温かいご声援を石川の皆さんからいただいてたので、すごく元気とかもらっていましたし、今度は自分がたくさん届けられるように、いいニュースを石川県にたくさん届けられるように頑張りたい」と思いを発信。

 「どこまでその影響力があるとかわからないですけど、とにかく自分の精一杯、投げたいなと思います。投げる姿を届けたいなと思います」と前を向いた。

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