「日本ハム春季キャンプ」（１日、名護）

　新庄監督が３年目のチームに大きな期待感を示した。

　キャンプ初日、選手の動きを確認した指揮官は「うちのチームは明後日から紅白戦。選手はその気持ちでトレーニングしていて、打球、足の動き、スローイング、仕上がっているんで。完璧です」と評価。選手の意識の高さをあらためて実感し、「僕の時代は２月１日から体を作り始めて、３月１０日からやっと試合に出るくらいの感じ。今の選手はオフのトレーニングからもう、シーズン終わって一週間休まないんじゃない？素晴らしいですね」と舌を巻いた。

　新助っ人もノックを受けるなど積極的な姿勢に、「しっかり作ってきてくれている。こっちにきたら慌てず、『自分のペースでやりなさい』と伝えました」と満足げにうなずいた。

　投手陣では昨季に続いて守護神での活躍が期待される田中正義の投球に釘付け。昨季２５セーブの剛腕の成長を感じたようで、「すごかったね。オフのトレーニング、どんなトレーニングしてたのか。きょうで１５０キロこえてた。それで力感ない。びっくりしたのはフォークの落ち。ちょっと別人になってましたね。スライダーがちょっとレベル下がってた（笑）。初日にしては十分、ちょっとびっくりした」と大絶賛した。