DeNA・オースティンに復活兆し 特打で場外弾!61スイング10発 「体の状態は非常にいいです」
「DeNA春季キャンプ」(2日、宜野湾)
DeNAのタイラー・オースティン外野手(32)が、連日のランチ特打を敢行し、61スイング中、場外弾1発を含む10本の柵越えを披露した。昨季は右肘や右肩の故障が続き、22試合の出場に終わった助っ人は「体の状態は非常にいいです」とニンマリ。2021年には“虎キラー”として名をはせた男が“復活”の兆しを見せた。
フォローの風も手伝って、打球は左翼ネットを軽々と越えた。「風のおかげ。結果的にホームランになったが、低いラインドライブ、強い打球を意識してやっている」。頼りにする田代打撃コーチから「軸足を2ミリ下げろ」とアドバイスされ、打棒はさらに磨きがかかった。同コーチは「もう大丈夫だね」と完全復調へ太鼓判を押した。
今季が3年契約の最終年。昨季9月に受けた右肩手術の影響で送球練習を再開したばかりだが、三浦監督は一塁起用を構想している。「リハビリの段階はある程度終わっていて、普通の選手として段階を上げていく状態」とオースティン。26年ぶりVへ、虎退治に欠かせない男が腕をぶす。