ヤクルト・村上 24歳誕生日に「守備力向上」の誓い 名手広島・菊池に弟子入りで「全てが驚き」
「ヤクルト春季キャンプ」(2日、浦添)
ヤクルトの村上宗隆内野手(24)が、24歳の誕生日に「守備力向上」の誓いを立てた。今オフの自主トレは名手でもある広島・菊池に弟子入りし、極意を習得。「守備って捕って投げて、ファーストが捕ってアウトになるものなので、これだけというのはない。全部を取り入れたい」。目指せ、昨季の汚名返上だ。
覚悟が行動になった。2日続けて足はサブグラウンドへ向き、森岡内野守備走塁コーチと特守でひたすらノックを受け続けた。手には「ボールが捕れるくらい」という一回り小さい極小グラブを着け、「より芯で取る感覚」を養っている。2日間で1時間超、反復練習を繰り返し汗を流した。
昨季はリーグワーストの22失策と苦しんだ守備。オフには高津監督に「今年、守備を一生懸命頑張ります」と誓ったといい、指揮官も「バッティングが注目されるポジションですけど、そこで守れて、打って、チームを引っ張っていく4番バッターで、大黒柱でいてほしい」とさらなる成長に期待を込めた。
ポジションは違えど、二塁で10年連続ゴールデングラブ賞を獲得した名手からの助言は目からウロコだった。「僕は打撃を意識したトレーニングが多かったけど、菊池さんは守備を意識してトレーニングをされていた。全てが驚きというか、しっかりと理論があるので」。見聞きしたすごさを完全習得し、昨季までとは違う姿でグラウンドに立つ。