「ソフトバンク春季キャンプ」（３日、宮崎）

　ＦＡで西武からソフトバンクへ移籍した山川穂高内野手が、キャンプで初めて屋外のフリー打撃を行った。ド迫力のパワーを間近で見た同僚となった柳田は「半端じゃないっす」と苦笑い。フォームをマネする様子もあったが、そのすごさについて「見たら分かるじゃないですか、皆さん。素晴らしいと思います」とうなずいた。

　山川は右投手を相手にしたフリー打撃で、１スイング目にいきなり左翼に“一発”を放つとアーチショーがスタート。４連発を含む２５スイングで１３本の柵越え。左翼の場外に消える“アーチ”もあった。すさまじい破壊力を披露した。

　打線に厚みが増し、柳田も頼もしげ。希望する打順の話題に、「僕すか？何番でもいいっすけど、５、６あたりで守備に集中したいです。それだけ守備が大事です」と控えめに話した。

　小久保監督は「ホームラン王を３回も取った選手。フリーバッティングくらいでコメントしたら失礼ですよ」と笑みを浮かべた。