ロッテ 阪神を戦力外の二保が3日連続ブルペン入り 1日平均100球以上「結果を出し続けないと、支配下になれない」

 ブルペンで投げ込む二保(撮影・棚橋慶太)
 ブルペンで投げ込む二保(撮影・棚橋慶太)
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 「ロッテ春季キャンプ」(3日、石垣島)

 昨年10月、阪神を戦力外になり、ロッテに育成として入団した二保旭投手(33)が、キャンプ初日から3日連続でブルペン入りした。この日はカーブ、フォーク、ツーシーム、スライダー、チェンジアップなどの変化球を交え69球。3日間の合計は、1日目は139球、2日目は114球で、チームでトップの322球となった。

 「開幕からスタートできることが目標。2月の練習試合から、3月にかけてのオープン戦にかけて結果を出し続けないと、支配下になれないのはホークスの時に経験した。結果が出せるように準備だけは怠らず、いい調整できたら」

 2008年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団し、2012年に支配下登録。21年途中に阪神にトレードで入団した。阪神では21年に4試合で登板し、1勝1敗だったが、22年からは1軍での登板機会はなかった。昨季はウエスタンリーグで中継ぎとして43試合に登板し、2勝5敗、0セーブだった。

 ロッテでは、連日ブルペンに入る選手は二保だけだ。球数は1日平均100球を超えるが、毎日入る理由を「阪神いたときは2年間、最後ずっと中継ぎ。今年、先発するのもあり得ますし、自分の中でできてる方がチームとしても自分のためとしても選択肢が増える。それの確認と、今どのくらい投げられるか。あとは、傾斜とフォームの確認で入ってるのが一番」と説明した。

 「(例年)第1クール、第2クールは毎日入っている」と、4日以降もブルペン入りする予定。多くの選手は徐々に球数を増やすが、二保は出力を上げながら球数を減らしていく方針で「今はどちらかと言うとバランス重視。6割、7割くらいでずっとリズム良く投げてる。段々力を入れだして、50球なら50球で、どれくらい投げられるのか、同じような感覚で投げられるのかっていうのを試していく」と話した。

 プロ16年目の覚悟もある。「16年前もホークス入る時は育成だったので、(背番号が)3桁で始まり3桁で終わるのは嫌だなっていう気持ちがある。1日でも早く支配下になって、戦力になれたら」。33歳で、イチからのスタート。結果を追い求める。

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