楽天 正捕手を狙う8年目の石原 大事にする師匠の言葉と同級生の活躍が刺激
「楽天春季キャンプ」(3日、金武)
楽天・石原彪捕手は、師匠の教えを胸に正捕手奪取を狙っている。
石原は度重なるケガもあり、昨年は1軍出場ゼロに終わるなど、ここ3年1軍でわずか1試合と苦しんでいる。「技術もそうですけど、とにかくケガに悩まされている」と悔しい日々だった。
プロ8年目を迎える今季、ここ5年間自主トレをともにする、ソフトバンク・甲斐の言葉を大事にプレーする。「何事にもキャッチャーはとにかく我慢」。育成出身で長い下積み経験のある師匠の言葉が響いた。「技術もそうですけど、メンタル的に参考になることしかない。あの自主トレに行けてよかった」と語気を強めた。
さらに刺激になる存在がいる。昨季、東とともにセリーグ最優秀バッテリー賞を獲得したDeNA・山本だ。京都翔英高の同級生で、こちらも独立リーグを経た苦労人。「(活躍は)めちゃくちゃうれしいですよ。僕も頑張ろうとなりますね」と素直によろこんでいる。
チームの捕手では、年の近いライバルが多い。「新しい監督になってアピールすることも増える。自分のプレースタイルでやっていきたい」と正捕手奪取を誓った。