オリックス・吉田輝星ホッ 中嶋監督“宿題”に一発回答 「すごい不安だった」体重移動のズレ修正

 「オリックス春季キャンプ」(3日、宮崎)

 日本ハムからトレードでオリックスに加入した吉田輝星投手(23)がキャンプ2日目で初めてブルペン入りし、変化球も交えて計34球を投じた。中嶋監督とオフ期間に対面した際に“宿題”を課されていたそうだが、指揮官の前で変わり身を示すことができた。

 投球練習後に約5分間、中嶋監督と話し込む場面があった。指揮官が見つめていた場所はマウンドの左足の位置。「良かったね。ちょっと直ってきてるから」と声をかけてもらったという。

 “宿題”とは主に投球動作中の体重移動で「中嶋さんから『力が入ったり、右(打者)の外角の球がちょっとカットした時に体重移動の方向がズレてるから、それに乗じて球もズレちゃう。ここ気になっていたんだよね』と」指摘されていた。

 阪神・森木と鹿屋体育大で行った自主トレから、体重移動を強く意識。「監督が僕の足跡を見ていて、大丈夫かな…とすごい不安だった」と明かしたが、前向きな言葉に自信を得た。

 指揮官は「見てないよ」と笑顔でとぼけたが、その表情からは充実感が漂った。

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