高木豊氏 中日に浮上の鍵は、中田翔が「ミスター・ドラゴンズになれるかどうか」 チームが求める存在価値とは?
野球評論家の高木豊氏が3日、自身のYouTubeチャンネルを更新。12球団の「精神的支柱」になるべき選手についてそれぞれ言及した。
阪神・大山、巨人、坂本、ヤクルト・村上などセ・リーグで名前を挙げた中で、特に力を入れたのが、中日に移籍した中田翔内野手だった。昨季は球団初の2年連続最下位となった中で、「中田には(チームを)変えてほしい」と期待した。
高木氏は、現状のチームも「戦う姿勢はあるんだろう」としながらも、一昨年に立浪監督が放った「戦う顔をしていない」という言葉を借りて「まさしく中田は戦う顔をして戦うよ」と太鼓判。「勝負ごとだからなれ合いじゃない。中田の悔しがる顔を学んでほしい」と、存在価値を語った。
また、これまで“一匹おおかみ”のイメージが強い中田にも「(移籍して)立場が変わったことで(本人も)変わっていってほしい」という。「ジャイアンツではリーダー(になる重圧)も、ホームランも岡本が打ってくれるから負担にならなかった。あえて負担を求めて中日へ行ったのだから、結果を残してほしい」とハッパ。「そうすれば中日で存在が立ってくる。『ミスター・ドラゴンズ』になれるかどうかが大きい」と、中田の活躍がチームの行く末を左右すると予想した。