巨人・阿部監督 阪神から移籍の馬場にブルペンで熱視線「真っすぐを効かして、縦に割れるカーブで勝負したい」

 ブルペン投球を終え、阿部監督(右)と話す馬場(撮影・西岡正)
 阿部監督(左から2人目)の見守る前で投球する馬場(撮影・西岡正)
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 「巨人春季キャンプ」(4日、宮崎)

 阪神から現役ドラフトで加入した馬場皐輔投手(28)が、早くも今キャンプ3度目のブルペン入り。バッテリーを組んだ岸田から「バッター・大山」など声が飛ぶなど、カウントや状況を想定しながらの実戦的な投球だった。

 キャンプ第1クールから、本格的な投球の意図について「早い段階で自分のピッチングっていうのを知ってもらって、キャッチャーの人とコミュニケーションが取れるように」と説明。ブルペン捕手を打席に立たせ、状況を確認しながら一球一球、丁寧に投げ込んだ。

 マウンドの後方からは阿部監督も熱視線。途中には話し込む場面もあった。この会話について、指揮官は「変化球はカーブとカットボールとフォークあるんだけどね。『自分の中の順位を教えて』って言った」と説明。右腕からは「ほぼほぼ、全部同じです」と返答があったと言い、その上で捕手目線から「まあ僕がキャッチャーだったら真っすぐを効かして、あの縦に割れる大きなカーブで勝負したいなっていうのを話をした」と明かした。

 昨季は12球団ワーストの救援防御率3・81が要因となり、2年連続Bクラスに低迷した。阪神から移籍のケラーらを含めてオフは、最重要課題としてリリーフ投手を大補強。泉、近藤らも順調な調整を進めるだけに、指揮官も「ぜいたくな悩みが増えそう。厚みは出てくるかもしれないですね」と手応えを口にしていた。

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