日本ハム・水谷 紅白戦でアピール弾 ソフトバンクから現役ドラフトで移籍「自分を知ってもらうのが一番」

 「日本ハム紅白戦、白組1-0紅組」(4日、タピックスタジアム名護)

 逆風もモノともせず、パワフルな打球は右中間席で弾んだ。2軍から紅白戦に派遣された日本ハム・水谷瞬外野手(22)が決勝ソロ。新庄監督と初めてのハイタッチを交わした。2打数2安打1打点1盗塁の結果に「アピールというより、自分を知ってもらうのが一番だった」。名刺代わりの活躍だ。

 新庄監督は「128キロくらいのストレート。きれいな形で打たないと遅いボールは飛ばない。力ありますね」とそのパワーを絶賛。試合後は居残りで同期の万波と特打させた。「とにかくホームランを打て」とアドバイスしたことを明かした。

 現役ドラフトでソフトバンクから加入した、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つハーフ。昨季は現役ドラフトで阪神入りした大竹が活躍した。「ホークスから2年連続、僕の中では大竹さんに続けたら」とブレークを狙う。

 ◆水谷 瞬(みずたに・しゅん)2001年3月9日生まれ、22歳。愛知県出身。193センチ、99キロ。右投げ右打ち。外野手。石見智翠館から18年度ドラフト5位でソフトバンク入団。23年現役ドラフトで日本ハム移籍。1軍出場なし。昨年はウエスタン83試合で打率・259、4本塁打、35打点。愛称は「ジェッシー」。

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