楽天・茂木 第1クールMVP 復活目指して二塁挑戦中 今江監督が選出
「楽天春季キャンプ」(4日、金武)
楽天の茂木栄五郎内野手(29)が今江監督から第1クールのMVPに選出された。
勝負の年にかける熱意が評価された。昨季はプロ入り後、自己ワースト8試合の出場にとどまった。今キャンプは浅村が三塁にコンバートされることを受け、ほとんど経験のない二塁に挑戦中。「不安な気持ちが強いけど、いろいろなポジションを守れた方がいいので、チャレンジするかいはある」と懸命に練習している。
必死な姿が今江監督の目に留まった。「ここ数年悔しい思いをしているので、初日から大いに(気持ちが)出ているなと。アピールする形が鮮明に出ている」と絶賛されると、茂木は「素直にうれしいし、アピールしようと思って臨んだキャンプなので、いい第1クールを過ごせた」とうなずいた。
17年には自己最多17本塁打を放つなど3度の2桁本塁打を記録。19年には141試合に出場し、主将を担った経験もある。9年目に向けて「とにかく143試合に出たいっていう気持ちがすごく強いので、しっかり準備したい」と逆襲を誓った。