ヤクルト・古田臨時コーチが長岡に「8番の極意」伝授 自身は91年に8番で首位打者獲得

 「ヤクルト春季キャンプ」(6日、浦添)

 ヤクルトの春季キャンプに6日、古田敦也臨時コーチが合流。長岡秀樹内野手に「8番のススメ」を説いた。

 高津監督から「8番バッターを何とかしてください」と要請され、初日から打撃練習中に積極的な行動を開始。古田氏は「8番バッターの時に実は首位打者をとったことあるんですよ」と自身が首位打者を獲得した91年の記憶を振り返り、特殊な適性を持つ打順の難しさを解説した。

 「実は8番バッターって特殊で、次のバッターがピッチャーなんで、相手のキャッチャーがどういうこと考えて、例えばピッチャーと勝負するのか、自分と勝負をするのかとか、ピッチャーのところに代打の切り札が出てきたら、俺と勝負するかなとか」とさまざまな選択肢を思い浮かべる打順であることを力説。

 「僕はキャッチャーやってるからよくわかりながら、相手の気持ちを思いながら打席立ってたら、狙い球を絞りやすかったっていう経験があった」と自身の体験談を語り、長岡に対して「彼はまだ若いし、一生懸命やってるんですけど、その一生懸命やるのは当たり前なんですけど、それ以外にね、そういう相手の都合を考えながら、8番バッターってやりやすいから、そこを思いながら打ったら、もうちょっと絶対狙い球って絞りやすいですよって」と助言。

 長岡からは「いや、あんまり考えてなかったです」と言葉が返ってきたといい、古田氏は「考えてなくて、2割4分打てるんだったら、考えたら3割打てるよ」と背中を押したという。

 すると「打てると思います」と長岡はうなずいたとし、「ちょっと期待してください」と古田コーチも笑った。

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