高木豊氏が分析 日本ハム・清宮の故障離脱がチームにもたらしたものとは?
野球評論家の高木豊氏が6日、自身のYouTubeチャンネルを更新。日本ハムの春季キャンプの第1クールを振り返った。
高木氏は、今季に期待がかかっていた清宮幸太郎内野手が、キャンプ直前に左足関節捻挫(ねんざ)と診断され、試合復帰まで約5週間の見通しであることに言及。その穴を埋めるべく、競争が激化していると分析した。
3日の紅白戦に5番・三塁で出場し、本塁打を含む2安打1打点と気を吐いた有薗直輝内野手については「オフの過ごし方で変わるからね」と覚醒を予感。昨季最終戦で4番に起用され、4三振に終わったことから「4三振の経験が(今に)効いているのかもしれない」と推察した。また、有薗に限らず「競争できるチームになってきた。今までは誰を使っても競争どころじゃなかったが、最近は紅白戦でも争っているという感じを受ける」と話した。
“三塁争奪戦”は、意外な選手にも広がっている。昨季途中に中日からトレード加入した郡司裕也捕手も、三塁挑戦に色気を見せていると聞き「それだけ欲があるのはすごくいいこと、少しでも試合に出たい、打席に立ちたいという欲は、チームにとっていい」と好影響を実感。「(新庄監督が)使いたい選手は余ってきている」とチームの底上げを口にしていた。