日本ハム 新庄監督が投手陣に「初球ストライク」厳命 今キャンプで「決め事として」「打たれたら俺のせい」

 2回、ソロを放った野村を出迎える新庄監督(撮影・佐々木彰尚)
 6回、打者・野村の時、一走レイエスに「走れ」と小刻みに両腕を振る新庄監督(撮影・佐々木彰尚)
 写真におさまる松村邦洋さん(左)と新庄監督(撮影・佐々木彰尚)
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 「日本ハム春季キャンプ」(7日、名護)

 新庄剛志監督が今キャンプで新たな施策を試していることを明かした。

 投手陣に課したのは「初球ストライク」。「決め事としてやっています。キャンプから」と明かし、「クセ付け。それができたら例えば3-1でもその意識でずっとやっていたら、初球にストライクを投げる感覚も分かってくる。ストライクが欲しい時に逃げずにストライク。ボールだったら勝負できないですからね、バッターと」と説明した。

 日本ハムは昨季、シーズン363与四球でリーグ最少。2022年の422四球から減少し、防御率も改善した。「ストライクだったら打ち損じが70%くらいあるので、挑戦してください。いつも言うようにホームラン競争で打ってくださいっていうボール、何球入ります?10球打って、オールスターのホームラン競争でも1、2本ですからね」と新庄監督。投手陣には「打ってくださいでいいの。打たれたら俺のせい。俺が打ってくださいでストライク取りに行きなさいって言ってんだから」と背中を押した形だ。

 初球ストライクを奪うことで投手陣はカウント有利になる。1ストライクから投げるボールの選択肢も増える。例えば3球目以降へ向けて伏線を張るボールを投げても、平行カウントの1-1。さらに2球でストライクと追い込むことができれば、相手も対応を変えることとなり、長打力をそぐことができる。

 この日の紅白戦でも課題を課したが「初球は必ずストライク投げてくれって。けど入らんね、やっぱり」と振り返った指揮官。キャンプ中にどこまで精度を高めることができ、意識を変えることができるか-。大きなテーマとなりそうだ。

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