ロッテ・田中晴 野茂氏の“課外授業”でフォーク教わる 「自分にとって財産」
「ロッテ春季キャンプ」(7日、石垣島)
高卒2年目の田中晴也投手(19)が、キャンプを訪れている野茂英雄氏(55)から、直接フォークの握りを教わった。自ら指導をお願いしたといい「野茂さんがいらっしゃるということで、お願いさせてもらった。フォークは一番苦手としているボールだけど、決め球として覚えないといけないボール。すごく良い時間になった」と振り返った。
この日は、野茂氏がベンチから見つめる中ライブBPに登板。その後、ブルペンへ移動し、“課外授業”を受けた。教えてもらったのは、野茂氏の代名詞でもあるフォークボール。「フォークを覚えられると、ピッチングが良くなりそう」と言ってもらったといい、技を伝授してもらった。
指導では「いろんな握りを教えてもらった」と、数種類の握りを示してもらい、自分に合うものを野茂氏とともに研究。「自分の感覚と、野茂さんの見た感じと、お互い一致した握りがあったので、そのフォークをこれから練習したい」と手応えを得た。
「自分で考えてやることが大切。自分でより良いフォークを目指して」と金言も授かった。日米通算201勝を挙げたレジェンドからの直接指導。「世界で活躍している選手に教えていただけたのは、自分にとって財産。言っていただいたことを吸収して、より良いフォークを覚えられたら」と、教えを胸に刻んだ。
ライブBPでは、打者4人に対して20球を投げ、安打性は2本。岡と愛斗に許したが「きょうのメインはストレートで、この冬の期間はとにかくラインに強く投げることをやってきた。しっかり自分が投げたいストレートが投げられたので、満足です」と話した。