「日本ハム紅白戦、白組１－１紅組」（７日、タピックスタジアム名護）

　白組は開幕ローテ入りを目指す上原健太投手（２９）が先発。２回を無安打無失点、１三振、１四球の好投を披露した。アピール成功と思いきや「０点です。それ以外ないです」と厳しい自己採点を口にした。

　この日のテーマは無四球。「フォアボールを出さない、逆に言えば、フォアボールを出さなければ何でも良かったんですよ。打たれようが、どんなストライクの取り方だろうが。でも出したので、とりあえずきょうの課題はクリアできなかったということなので」と１四球を悔やんだ。

　新庄監督はその投球にうなずく。「バッチリじゃないですか？。テンポも良いし、タイミングも狂わせているし、ボールの質も良いし、ローテーションの中に加わってほしい一人ですね」。と評価したのだが。

　開幕から６連戦がなく、開幕ローテの定数は５。伊藤、加藤貴、山崎は当確で、バーヘイゲンも有力。残り１枠を新外国人のマーフィー、根本、金村、北山らと争う。上原は「他のピッチャーは（紅白戦で）フォアボールを出していない」と話し、「（フォアボールの）出し方が良くない。２アウトから、２ストライクとって。自分のプレッシャーに負けて出してしまったので、そこは厳しくいきたい」と高いレベルのハードルを課して、競争に勝ち抜く思いだ。