「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（７日、宜野湾）

　現役ドラフトでロッテから移籍したＤｅＮＡ・佐々木千隼投手（２９）がライブＢＰ（実戦形式の打撃練習）に初登板。シュートやスライダーなど変化球を交え、オースティン、佐野ら打者延べ９人に対し安打性０と好投を見せた。

　新天地での上々の滑り出しに「右打者の外角へのシュートが良かった」と手応えをにじませた。これから本番を迎える実戦に向け、「アピールしないといけない立場。ボールの強さをもっと上げていきたい」と力を込めた。

　小杉投手コーチは「左右の揺さぶりで抑えていく投手というのが確認できた」と持ち味を出した投球を称賛。首脳陣は救援として起用する方針で、頼もしい新戦力が加わった粒ぞろいのブルペン陣の競争はますます激化しそうだ。