ヤクルト・小川「タイプじゃないけど奪三振がほしい」変化球を生かすための直球磨き、第1クールのブルペンはストレートのみ

 「ヤクルト春季キャンプ」(8日、浦添)

 ヤクルトの小川泰弘投手(33)が、叱咤(しった)激励の言葉に結果で応える覚悟を示した。6日から合流した古田敦也臨時コーチ(58)の「エースは誰ですか?から入らないといけない。みんなある程度の力はあるけど、抜けた人がいない」の言葉にも泰然自若。エースとして自覚が増すには、十分だった。

 この日のブルペンから変化球も含めた全球種を解禁。62球を投じた。「今日は二度寝しちゃったけど」と笑うが、今キャンプは毎朝5時に起床。早朝から準備を進めている日々を送っており、ブルペンでも「打者にも立ってもらって、右、左と投げ分けた。いい感じでした」と自然と手応えが言葉に重なった。

 第1クールでのブルペンは直球のみだった。「スタートはやっぱりストレートを大事にしたい」と、小川にとって原点でもあるルーティンだ。ただ、それだけではない。「タイプじゃないですけど」と切り出しながら、奪三振への思いを明かした。

 「奪三振がほしいんですよね。基本は打たせて取っているんですけど、体の使い方や直球の質を求めていって、自然とそうなればいい」。変化球を生かすための直球磨きは、胸に秘めた奪三振への夢とも重なった。向上心で切り拓く新たな境地へ。「エース・小川」と胸を張れるその日まで、挑戦は続いていく。

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