松井秀喜氏「目標は優勝以外にない。背中を押せるように」巨人キャンプ地・宮崎に到着 打撃実演は「ことし50歳ですよ」と否定

 宮崎入りした松井秀喜氏
 宮崎入りした松井秀喜氏
 宮崎入りした松井秀喜氏
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 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49)が9日、宮崎市内の巨人宿舎に入った。10日からのキャンプ第3クールで、6年ぶりに臨時コーチとして選手を指導する予定。「選手個々に対してこういう考え方もあるんだよというものを提供できたらいい。自分のバッティングをどう作るかということの方に軸足を置くつもりで来た」と意気込みを語った。

 世界のゴジラが宮崎に帰ってきた。2018年には岡本に体重移動する際に右足の使い方など、熱心な指導と卓越した打撃論で同年に3割、30本塁打、100打点を記録。以降6年連続30本塁打の礎を築いた。日米通算507本塁打の極意は球団の宝。今キャンプでは背番号55の後継者・秋広ら有望株の育成も期待される。秋広については「(昨季は)十分頑張った。高卒3年目。試合に出て結果を出したのは彼にとっては大きな飛躍の年。今年はまた新たなスタート。外野手は競争が激しい。レギュラーを取らないと試合に出られない。またゼロからのスタートじゃないですか」と話し、さらなる飛躍を後押しする。

 阿部新監督とは現役時代、2001、02年シーズンでプレーを共にした。今回、古巣のオファーを快諾し、チームの再建に一肌脱ぐ決意だ。

 「私が4、5日見たところで大きな変化はないと思うが、ジャイアンツの目標は優勝以外にない。優勝という目標に選手個々、チーム全体が向かう中で、背中を押せるようにちょっとした刺激になればいい」

 ただし、以前のように実際に打席に立ってバットを振るのか問われると「ことし50歳ですよ。10年前とは違うし、そんなことはできない。トスだったら投げるけど」と笑顔で否定。「年は実感している。無理はできない。宮崎に来てけがして、何やってんだあいつ、ということにならないよう気をつけます」と張り切りすぎに注意した。

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