落合博満氏が3人の新監督に覚悟を求める「優勝すると言ってできなかったら笑われればいいだけ」

 元中日監督の落合博満氏が9日、自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今季から巨人・阿部慎之助監督、ソフトバンク・小久保裕紀監督、楽天・今江敏晃監督の3人の新監督が誕生したが、選手への「第一声が一番、重要」と話した。

 それは就任時の昨秋にすでに終わっているとした上で「自分がどういう野球をやって勝つのか。チームの方針。どこに重きを置いてチームを作り上げて、シーズンでどういう戦いをするか。優勝するためにこう練習して、こういう戦い方をしてシーズンを終わるかを明確に伝えられるか」と説明した。

 自身が中日監督就任時は、選手に対して「10%の底上げと、これ以上の戦力外通告はしない、トレードはしない。その代わりこの練習をやったら絶対優勝するから、練習で泣いて、ゲームを終わって最後に笑いましょうと。それを伝えた」と振り返った。特に重要なのは「『優勝するため』にこれをやるんだ」という点だといい、「そこは一切ブレなかった。半信半疑だったろうと思うけど、選手はその言葉に乗せられて2004年は優勝した。その後は、練習すれば勝てると選手の意識に芽生えたのでやりやすかった」という。

 だからこそ「オレはことあるごとに『優勝する』『優勝する』と言ってたから」と回顧。「この監督は大風呂敷をひきやがって、負けたらどうするんだと言われて。最下位を予想した評論家もたくさんいたけど、優勝したらみんな手のひらを返した。言って優勝できなかったら笑われればいいだけのこと。そこは監督として腹をくくってやらないと」と新監督には強い覚悟を求めた。

 「12球団全部のチームに優勝の可能性がある。戦力がないから3位までに入ればいい、とか言うのなら監督をやる資格はない。最終的な目標は優勝が第一だから」とし、「キャンプ、オープン戦、シーズンなんてあっという間。あれをやればよかったという悔いのない戦い方を日々重ねていけばいい」とエールを送った。

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