松井秀喜氏が今季初紅白戦でベンチ入り 両軍掛け持ち 阿部監督、秋広に「勇気を持ってやって」 11日、巨人キャンプ
「巨人春季キャンプ」(10日、宮崎)
球団OBの松井秀喜氏が、臨時コーチ初日を終えて取材に応じた。フリー打撃では身ぶり手ぶりで熱心に指導。「ほとんどの選手を見ることができた。なんとなく各選手のイメージはできました」と手応えを語った。
11日は、今キャンプ初の紅白戦が行われる。阿部慎之助監督は、「ゲーム中は松井さんに、両方のベンチにいてもらいたい」と掛け持ち指導の意向を明かし、「ゲームであったり、打席であったり、そういう中での相談事というのを(選手から松井氏に)してもらいたいというのが僕の希望」と話した。試合の躍動感の中で、レジェンドから生の指導を受けさせるというプランだ。
「ベンチに入って、こういうメンタリティーで入ったんだけどどうですか?とかね。こういうイメージで入ったんですけど、見てていかがでしたかとか?俺だったら相談してみる」と阿部監督。この日、松井氏から指導を受けた背番号55の後継者、秋広には「今日、教わったことがあるだろう。結果が欲しいかもしれないけど、それを徹してやってみるとか」と提案。「勇気を持ってやってもらいたいな。そういう姿勢を僕が見てるわけであって」と背中を押した。
また、松井氏は紅白戦でのベンチ入りについて「試合は試合でまた違った視点になるので、見て感じたこともあると思う。見てからどう感じるか」と話していた。