荒木大輔氏、最多5度出場の甲子園で「本当に調子がよかったことはなかった」 意外すぎるその理由とは?

 荒木大輔氏
 1980年夏、早実の準優勝に貢献した当時1年生の荒木大輔
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 元ヤクルトで野球解説者の荒木大輔氏が、10日に更新された元巨人ヘッドコーチの岡崎郁氏がのYouTubeチャンネルに出演。甲子園のアイドルだった早実時代の思い出などを語った。

 甲子園に最多の5度出場した荒木氏。1980年夏には1年生エースとして準決勝まで無失点の快投を続け、強豪横浜との決勝に進出した。相手エースの愛甲猛氏との投げ合いの末に4-6で敗れた。

 当時の横浜はやんちゃなイメージが強く、「あまり顔も合わせたくない感じの方が多かった」と荒木氏は苦笑い。「チームとしても精神的に強かった。圧倒する気持ちで押してくる」と迫力を感じたという。

 一方の早実は「練習時間も短く、集合(先輩からの説教)もない。楽しみながらやっていた」と穏やかなチームカラーだった。同時としては珍しく「水も飲んでよかった」といい、荒木氏自身も「学校が大好きだった」と振り返った。

 5度も出場しながら「調子が本当によかったことは甲子園ではなかった」とし、「練習をしないので、スタミナがなかった。(甲子園では)疲れ果てていた」と本領は発揮できなかった。その悲壮感が「アイドル」に押し上げる形にもなった。

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