日本ハムOBがロッテ・佐々木朗希より「しなっている」と評価した高卒3年目右腕とは? 「素材はピカピカピカイチ」

 岩本勉氏
 5回に登板し無失点に抑えた達(撮影・佐々木彰尚)
 力投する天理・達孝太=2021年3月
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 日本ハムの岩本勉氏が10日、自身のユーチューブを更新。同日に名護で行われた日本ハムの紅白戦を視察した印象を語った。

 岩本氏が注目したのは、21年に天理高からドラフト1位で入団した達孝太投手だ。五回から登板し、1回無安打無失点1四球で、最速151キロを計測した。

 「今日は驚いた」という岩本氏は「1軍レベルでその素質を印象づけた。まだまだ磨きどころはあるが、素材でいうとピカピカピカイチ」と太鼓判。194センチの長身をしなやかに生かす投法を「良質の釣りざおを使いこなせている釣り師」と表現し「(体の)しなりを目いっぱい生かすことができる。指先から解き放たれるボールは脅威」と絶賛した。

 「手が長い、(肩の)可動範囲が大きすぎるくらい大きく、遊びまで持っている」と恵まれた体を持つ達。「操りきるまでまだまだ時間はかかる」と未完の大器だが、タイプの似ている「(ロッテ)佐々木朗希より(体は)しなっているイメージ」と潜在能力は高い。「佐々木はしなりから爆発的投球(ができ)、インパクトとリリースポイントも持っている。コントロールもいい。技術も先に行っている」とまだ背中を追っているが、「達も十分に(将来は力を)醸し出す可能性がある。スピードガン以上の球速も感じる」と岩本氏。「次の投球を早くも見たい」と心待ちにしていた。

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