巨人・松井秀喜臨時コーチ レッドカーペットに感激「冗談で言ってたんですけど」 「55」後継者・秋広を熱血指導

 秋広(右)に打撃指導する松井秀喜臨時コーチ
 レッドカーペットを歩いて登場する松井臨時コーチ(撮影・西岡正)
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 「巨人春季キャンプ」(10日、宮崎)

 巨人OBで、ヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏(49)が、6年ぶり4度目となる臨時コーチとして指導を開始。グラウンド上に敷かれたレッドカーペットを歩くなど、ど派手な入場となった“ゴジラ”は、早速同じ背番号55の継承者・秋広に熱血指導を行った。

 ゴジラのBGMが球場に流れ、松井氏が登場するとスタンドからは大きな歓声と拍手が送られた。「冗談で言ってたんですけど、まさか本当に実現しているとは思わなかった」。レッドカーペットを用いた派手な演出に驚いた様子だった。

 臨時コーチ初日は、野手陣の打撃練習を見つめた。全体練習終了後には居残りでバットを振っていた秋広に対し“松井塾”が開講した。「あれだけのサイズの日本人選手ってなかなかいないし、パワーもある。見ているだけで夢がありますよね」。身ぶり手ぶりを加えて約45分、同じ番号を背負う後輩にマンツーマン指導となった。

 松井氏の指導は「こうした方がいいんじゃないかなっていう自分なりの視点で伝えた」と押しつけるのではなく、あくまで与えるのはヒント。「あとは彼がどのように感じて、次に向かっていくのかは彼次第」とレベルアップを期待した。

 レジェンドからの指導を受けた秋広は「55番を背負わせてもらってる人間として非常に幸せな時間でした」と感激。「自分のものにできるようにやっていきたい」とさらに約1時間、室内練習場に移動しバットを振り続けた。

 11日に行われる紅白戦で「3番・左翼」で先発予定の秋広。松井氏は「試合はまた違った視点になるので、見てからどう感じるかだと思います」。強力な臨時コーチが後継者を育てていく。

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