オリックス・新助っ人トーマス 柵越え4発!ランチ打撃で広角に魅せた 福良GM「クリーンアップを打てる」
「オリックス春季キャンプ」(10日、清武)
オリックスの新外国人、コーディ・トーマス外野手(29)=前アスレチックス=が初めて屋外でのランチ打撃に参加し、55スイングで4本の柵越えを放った。広角にライナー性の打球を打ち分けたことに「強いライナーを打つことを心がけたよ」とニンマリだ。
西武・佐野スコアラーは「バットを内側から出すことを意識していて逆方向を心がけていたのかな。力を入れたら打球が飛ぶ。飛ばす力はある」と推定120メートル弾を放った新助っ人を警戒。福良GMも「クリーンアップを打てる力はあると思う」と打線の起爆剤となることを願っている。
課題は黒土への対応だ。メジャーでプレーしていた時は、黒土のグラウンドで打席に入ることがなかった。今回の打撃練習で感触を確かめ「(踏み込んだ足の)穴やバランスの取り方がちょっと体の使い方にも影響があった」と、ここから適応させていく。
シートノックではメニューに名前が掲載されていなかったが「入ります」と志願して右翼の守備に就いた。米マイナー通算123発の助っ人は、杉本らとの右翼争いを制するためにも状態を上げていく。