野球評論家の高木豊氏が１３日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。各球団のキャンプ地巡りをした中、裏側の視点から注目したヤクルトの選手について言及した。

　高木氏は、「フリー打撃を見ていても意識が高い。センター（方向へ）の意識が強い」と感心。また「居残りで全員が徹底的に打ち込んでいる。チーム全体に浸透している。カラーになった」と目を張り「楽しさの中にも自覚がある」と、練習姿勢が目についたという。その理由として「青木が帰らないから（若手は）帰れない。青木は貪欲。石川も残っている」と４２歳の青木宣親外野手と４４歳の石川雅規投手の名をあげた。

　また、楽天から新加入した西川遥輝外野手については、これまでにモチベーションが課題としてきたが、キャンプでは「一生懸命やっているよ」と太鼓判。「塩見との１、２番は（相手は）めちゃくちゃ嫌だろう。走れるしスピードがある。２人ともスイングスピードが早く脅威になるだろう」と予想した。

　チームにも「溶け込んでる」と言い、これも「青木がちゃんとやってくれている」と精神的支柱としてのベテランの存在感も確認。「青木の力は大きいなあ」と感嘆していた。