「練習試合、ロッテ８－０サムスン」（１４日、糸満市西崎総合運動公園野球場）

　ロッテのドラフト１位・上田希由翔内野手（２２）＝明大＝が、沖縄・糸満で行われたサムスン（韓国）との練習試合に「６番・一塁」で先発。４打数３安打５打点の活躍でアピールした。三回無死二、三塁の第２打席で対外試合初安打となる右前２点打を放つと、四回２死一、二塁では左翼線へ２点二塁打。六回には右前打、八回無死満塁でもきっちり右犠飛を打ち上げて打点を稼いだ。

　上田は「たまたまです。あんまり内容が良くないので、アウトになったとしてもいい打球でしっかりやっていければ」と謙虚に語ったが、吉井監督は「体力的にへばっているのかなと思ったんですけど、きょうはうまく打っていた。バットに当てるのはうまいですよね」と評価する。前日１３日の楽天戦（金武）では安田が２安打１打点で存在感を示したばかり。ロッテ内野陣の定位置争いは激しさを増す一方だ。