立浪監督を支える片岡ヘッド 中日OBが求めるのは名参謀の姿勢「監督はひとりぼっちで相談相手がいない」
中日OBの山崎武司氏が14日、ユーチューブの「ピカイチ名古屋チャンネル」に出演。2年連続最下位脱出を目指す中日について言及した。
首脳陣の入れ替えが大きくあった今季、山崎氏が鍵を握るのは、立浪和義監督を支える片岡篤史ヘッドコーチだという。「立浪監督の一番の理解者であり、親友が、ヘッドコーチというのは悪くない。監督はひとりぼっちで相談相手がいないが、ヘッドには言える」と山崎氏。だからこそ、「心配なのは、監督が言うことに全員が右向け右になってしまうこと」という。「監督に、違うんじゃないですか?と言える人が首脳陣に誰ひとりいない」と懸念した。
引き合いに出したのは、星野仙一監督時代のヘッドコーチ、島野育夫氏。「僕らが育った時の名参謀。島野さんは言い方が悪いがどっちにもいい顔をしてくれた。こちらのグチも聞いて『星野もアカンなあ』と言ってくれるだけでスッとした」と選手に寄り添ってくれていた。一方の星野監督も「僕らの前でコーチにボロクソ言いながら、結局コーチの言うことを聞いていた。最後に決めるのは監督」と信頼関係があったという。
今季の首脳陣に求めるのは、「今年ダメならユニホームを脱ぎますという覚悟」で進言する姿勢だという山崎氏。「それくらいの腹のくくりを見せれば変わる」と古巣に期待していた。